毎月、札幌から郡山に来ていただいて開催し続けている「永業塾」が、コロナ自粛のため中止となりました。
この日本全国8カ所で開催している「永業塾」を主催しているのは、ロングセラーを続けている「営業の魔法」の著者、中村信仁さんです。
私はいつも中村信仁さんを「信仁さん」と呼ばせて頂いているので、以下は信仁さんと表記します。
世間ではこの状況を憂いているが、信仁さんはこの状況をある意味チャンスと捉え、脚を運ぶことが出来ない今、数年前からやってみたいと思っていて、なかなか実現することを躊躇していたバーチャルでの「永業塾バーチャルステージ」の開催に漕ぎ着けました。
もちろん私もこの「永業塾バーチャルステージ」に参加しました。
いつもだと全国合宿とかでしか顔合わせ出来ない仲間とリアルタイムでセッション出来たり、全国各地の現状がリアルに届いたりして、これからはこのような方法も取り入れれば、お客様のご負担を軽減できる良い機会となる気がします。
今回の「永業塾バーチャルステージ」で心に響いたのが、「準備も仕事のうち」を再確認できたことです。
この「準備」とは何かと言うと、資料を用意したりするとかの文字通りの準備ではなく、本当の意味での準備とは、言葉を磨く事だそうです。
それは次の三つのことです。
①本を読んで言葉の引き出しを増やすこと。
②一流の文学作品を朗読して、一流の筆者の「間」の取り方や言い回しを鍛錬すること。
③本を読んで、そこから「気付き➡学び➡実践」を意識して、構成をかけて○○分で語る訓練をすること。
一流の芸人の準備として、先日ご逝去された志村けんさんの例を話されました。
志村けんさんは、よく酔っ払って家に帰ってくる場面の芸をしていました。
見ている側はいつもの酔っ払いでしか捉えられなかったかも知れませんが、志村けんさんは、楽しい酒を呑んだ日や悲しい酒を呑んだ日、腹立つ酒を呑んだ日などの幾つかのシチュエーションを準備して、気持ちを準備して、言葉を準備していたそうです。
最後に信仁さんは、次のメッセージを下さいました。
「今は特に時間を有効に使える時期なんだから、いつもお世話になっているお客様に敬意を込める意味でも、営業人としての準備にお励み下さい。」